RS232C通信ソフト仕様 |
KCXH-IOB10A用に説明 ( KCXH-IOB20Aもアナログを除きほぼ同様 )
KCXH-IOB10Aとデータの入出力を行うには、パソコンのRS232Cポートからコマンドを送出することで行います。パソコンから通信コマンドを送出するにあたり、通信コマンドの区切りをパソコンとKCXHIOB10Aの間で決めておく必要があります。通信デリミタの設定でコマンド送受信の区切り(CR或いはCR+LF)を設定します。ここでは、デリミタをCR+LFとして説明を行います。(なお、表中にて、CR+LFの2バイトを@記号に置き換えて説明しますのでご注意ください)
●デジタル入力全チャネルの状態を取得する |
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・要求コマンドの1バイト目に小文字の’b’を、2バイト目に’i’を、3と4バイト目にデリミタ(CR+LFの場合0x0D+0x0A)をセットし、KCXH-IOB10Aに送信します。 ・KCXH-IOB10Aからは、11バイトの応答があります。1バイト目に大文字の’B’が、2バイト目に’I’が、3バイト目に’=’がセットされ、4〜9バイト目に、デジタル入力1〜6チャネルまでの状態がセットされています。状態がオフ(オープン)時には’0’が、オン(ショート)時には’1’の値がセットされています。最後の10と11バイト目は、終了を示すデリミタがセットされています。 ●アナログ入力全チャネルの状態を取得する |
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・要求コマンドの1バイト目に小文字の’a’を、2バイト目に’i’を、3と4バイト目にデリミタ(CR+LFの場合0x0D+0x0A)をセットし、KCXH-IOB10Aに送信します。 ・KCXH-IOB10Aからは、37バイトの応答があります。1バイト目に大文字の’A’が、2バイト目に’I’が、3バイト目に’=’がセットされ、4〜35バイト目に、アナログ入力1〜8チャネルまでの状態が4バイトずつ組になってセットされています。入力値が0V時には’0000’が、最大入力の4.095V時には’4095’の値がセットされています。最後の36と37バイト目は、終了を示すデリミタがセットされています。 ★センサをジャンパ切り替えによりアナログ回路に接続したばあい。 ・アナログ入力1のところに、温度が0℃の場合’0000’が、100℃の場合’1000’がセットされます。 ・アナログ入力2のところに、湿度が0%の場合’0000’が、100%の場合’1000’がセットされます。 ・アナログ入力3のところに、光量が0の場合約’0000’が、最大の場合約’4095’がセットされます。 ※PCから"ai@"コマンドを出して"AI=...@"データを受け取るまでの時間は、ちょうど100m秒(0.1秒)です。 ●デジタル出力全チャネルの状態を取得する |
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・要求コマンドの1バイト目に小文字の’b’を、2バイト目に’o’を、3と4バイト目にデリミタ(CR+LFの場合0x0D+0x0A)をセットし、KCXH-IOB10Aに送信します。 ・KCXH-IOB10Aからは、8バイトの応答があります。1バイト目に大文字の’B’が、2バイト目に’O’が、3バイト目に’=’がセットされ、4〜6バイト目に、デジタル出力1〜3チャネルまでの状態がセットされています。状態がオフ時には’0’が、オン時には’1’の値がセットされています。最後の7と8バイト目は、終了を示すデリミタがセットされています。 ●デジタル出力全チャネルの状態を設定する |
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・要求コマンドの1バイト目に小文字の’b’を、2バイト目に’o’を、3バイト目に、’:’を、4〜6バイト目には、デジタル出力1〜3チャネルまでの設定状態値をセットします。設定をオフさせたいときには’0’を、オンさせたい場合には’1’を、変化させたくなく現状維持の場合には’-’
をセットします。最後の7と8バイト目には終了を示すデリミタ(CR+LFの場合0x0D+0x0A)をセットし、KCXH-IOB10Aに送信します。 ・KCXH-IOB10Aからは、5バイトの応答があります。1バイト目に大文字の’B’が、2バイト目に’O’が、3バイト目に’:’が、最後の4と5バイト目には終了を示すデリミタがセットされています。 ●エラー |
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・要求コマンドに不適切な設定があった場合、4バイトのエラー応答があります。1バイト目に大文字の’E’が、2バイト目に’R’が、3バイト目に’:’が、最後の4と5バイト目には終了を示すデリミタがセットされています。 |